曲との出会いは…。

6月の発表会の曲を決め始めています。
もう就学前の子たち以外はほぼ決まっています。
『家では全然練習しないんです』と以前お母様がおっしゃっていた生徒さんが、発表会の曲を決めたら、大好きになってくれて、今日も『早く弾きたい〜』と。
早く弾きたいなんて♡嬉しいなぁ。
楽譜を読むのを面倒くさがる生徒さんには必ず伝えていますが、ピアノのレッスンに来なくなった後も、自分で楽譜を読んで、理解して弾けるようになってほしい。先生がいなくても弾ける子に育ってほしい。
その為に楽譜を見てって言い続ける。
楽譜を読めて、理解して後は弾くだけ。
それだけなんだよ。面倒くさがらないで‼︎と言い続ける。言うのも大変なんだけど(子供は嫌がるし)丁寧に、向き合い続ける。
それが私に出来ること。
子供を信じること、待つこと。これが先生にとっての資質と言っても過言ではないと思っています。
種を蒔いて、毎日土の中の種を確認しないように、すぐに芽が出なくても、絶対に芽が出ると信じてお水をあげ続ける。
それが出来るのが先生だと私は思っています。
早くピアノ弾きたいって言葉を聞ける日が必ず来るんだね!
でも全ての事において言えるかも。
この仕事をしている人はすぐに結果が出ないのに慣れているから、耐えると言う事に嫌悪感はあんまりない。
積み重ねて、時間をかけて仕上げていく。それでも結果なんて出ない事がほとんど。
でもまた立ち上がって求めて続ける。
いつか自分の表現が出来るんじゃないかって。
それだけ魅力があるって事なのかもしれないね。
どうか先急がずにじっくり向き合ってほしい。
積み重ねる事でしか得られないものも有るのだから。